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地域と人びとをささえる資料

古文書からプランクトンまで
神奈川地域資料保全ネットワーク 編
ISBN 978-4-585-22150-0 Cコード 1021
刊行年月 2016年5月 判型・製本 四六判・上製 320 頁
キーワード アーカイブズ,博物館,文化史

定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書籍の詳細
資料とは誰のものか、誰のためのものか―

地震や津波などの大災害、過疎化による担い手の減少…。
地域における資料は現在その存続の危機に直面する機会が少なくない。
しかし、一方で危機的状況のなかで地域社会のアイデンティティを再認識させ、地域に根ざした人びとのつながりを強める役割を資料が果たすこともある。
地域社会を形成する紐帯としての資料のあり方に着目し、文献、写真、伝承、地名、自然史資料など多種多様な地域資料の保存・保全、活用の現場での経験から、地域と人びと、資料と社会との関係の未来像を探る。

 

 

目次
序 言 田中史生

第一部 地域と人びとをささえる資料―文字資料から自然史資料まで
資料ネットの方向を問い直す 多和田雅保
人びとの「生存」を支える資料と歴史―三・一一後の東北でのフォーラムの経験から 大門正克
『かまくらの女性史』と地域資料―編さん作業十年の過程から 横松佐智子
博物館自然史資料の重要性―文化財レスキューの経験から 山本真土
【討論】地域資料を考える

第二部 地域資料と対話する
海洋生物資料と地域社会 菊池知彦
地域における学校史料 多和田真理子
鈴木重雄への旅 松岡弘之
気仙沼大島漁協資料の保全と漁協文庫の建設 窪田涼子
千葉資料救済ネットの現状と課題 小田真裕
新聞社と地域資料 平松晃一
神奈川県立図書館の地域資料 水品左千子
アーカイブズと地域社会―寒川文書館におけるレファレンスの事例から 高木秀彰
地域でいきる「ネットワーク」をめざして―神奈川資料ネットの活動から 宇野淳子
今を未来に伝えるために―地域資料を守るとは? 林貴史

あとがき 浅野充
執筆者一覧
書評・関連書等

「神奈川新聞」(2016年6月12日)にて、本書の書評が掲載されました。

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