新ルヴァン大学人文学部図書館には第一次大戦の復興のためにルーヴェン国際事業委員会から寄贈された約15,000冊の日本書籍があり、貴重な古典籍も多数含まれるが、完全な目録が存在しないために、死蔵されていた。その貴重な文献の全貌が本書により初めて明らかになった。特徴としては、同大学や内外の研究者に開かれた資料として再生させることができように、ローマ字のコードを付し、インターネットで国文学研究資料館の古典籍総合目録データベースに接続、書名の同定その他を行なうことによって完成したものであり、未来型の文献調査の先駆けとして非常に意義深い。