ハッケン ユダヤジンハニワノナゾヲトク

発見! ユダヤ人埴輪の謎を解く

田中英道 著
ISBN 978-4-585-22252-1 Cコード 0021
刊行年月 2019年10月 判型・製本 新書判・並製 184 頁
キーワード 日本史,古代,考古

定価:1,100円
(本体 1,000円) ポイント:30pt

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書籍の詳細

衝撃の古代史!

高い帽子、伸びた髭、豊かなもみあげをもつユダヤ人埴輪が多数出土している。
それは秦氏一族である。
形象学・遺伝子学・文献学から実証解明する。

戦後、日本文化は朝鮮・中国から来た、という考え方が研究者によって植えつけられました。
秦氏は新羅出身であるとか、中国からやって来たと、一般に考えられていますが、そうではないのです。
なぜDNA鑑定で、日本人がユダヤ人に近いD2があるのか。
それがユダヤ人埴輪の存在で、初めて跡付けられました。
どうして日本人と朝鮮、中国の文化とが異なるのか、わかったのです。

 

 

目次
はじめに 人物埴輪は歴史の証人

第一章 人物埴輪とは
人物埴輪のはじまり/人物埴輪特有の意味/埴輪群は国家のミニチュア

第二章 人物埴輪は東国の埴輪
人物埴輪の出土分布は圧倒的に関東/東国の人物埴輪は誰か/人物埴輪の形象学的分析/人はみな東方に向かう/西域から多くの人が渡ってきていた日本

第三章 帽子、美豆良、顎髭を持つ人物埴輪の謎
関東に数多くいた異質の帰化人/その意味を掴めずにきた美豆良というもの/ユダヤ人の姿としての埴輪/秦氏という西方由来の人々

第四章 遺伝学が明らかにする日本人とユダヤ人の共通性
遺伝子学による事実/人物埴輪という歴史的事実/ユダヤ人の旅のルート/秦氏の「秦」とヘブライ語

第五章 日本に存在したという「秦王国」
『隋書』に書かれた秦王国/『新唐書』と『旧唐書』の中の日本/「秦王国」とは「日本国」

第六章 秦氏を重用した雄略天皇
ワカタケルの鉄剣/人物埴輪と雄略天皇/雄略天皇の「ユダヤ的」政治/雄略の天皇即位以前からの大陸的気風/前円後方墳が姿を消していった理由

第七章 千葉県・芝山古墳から見えてくる東の大国
日の昇る九十九里浜を前にする古墳群/大陸系の文明・文化と殿塚/馬の埴輪が意味すること/ユダヤ系の人々の存在を示す姫塚/武蔵国領主を助けるユダヤ人/日本成立に関わっていったユダヤ系の勢力

第八章 関東にあった日本国
国歴史書に残る「日本国」はどこにあった国か/河川をネットワークした関東平野の勢力/関東に集中する人物埴輪の意味/関東から始まった馬の文化/東国の軍事的実力/日本にやってきたユダヤ人の功罪/天皇家とゆかりの深い東国/毛人とは何か/なぜ「毛」なのか/外国を示している「毛」/東国こそが日本国

第九章 東国の真の姿
東国は未開の地という誤解/関東・東北の大国/蝦夷という不思議な呼称/蝦夷は蔑称ではない/「蝦夷」とは西方の人々/ユダヤ人的埴輪と蝦夷

第十章 多胡羊太夫をめぐる謎
和同開珎となる銅を発見した多胡羊太夫/日本において流通しなかった貨幣というもの/利子に意義がある貨幣の世界/技術と資金とユダヤ人/日本に打ちのめされたユダヤ系の人々

あとがき
プロフィール

田中英道(たなか・ひでみち)
1942年生まれ。歴史家、美術史家、東大文学部卒、ストラスブール大学Phd. 東北大学名誉教授、ローマ、ボローニャ大学客員教授。
主な著書に『日本美術全史』(講談社)、『日本の歴史』(育鵬社)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(講談社)いずれも欧語版、『芸術国家 日本のかがやき』『高天原は関東にあった』『日本の起源は日高見国にあった』『天孫降臨とは何であったのか』『日本人を肯定する』『邪馬台国は存在しなかった』『誰も語らなかった フェルメールと日本』(勉誠出版)他多数。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「世界日報」(2020年9月6日7面読書欄)に書評が掲載されました。
 →評者:羽田幸男氏

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