アジア遊学93
カンセキトニホンジン

漢籍と日本人

編集部 編
ISBN 978-4-585-10344-8 Cコード
刊行年月 2006年11月 判型・製本 A5判・並製 224 頁
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定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

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書籍の詳細

奈良・平安〜明治に至る間に、日本の文人たちは「中国古典文学」にどのように接し、何を求めてきたのかを、日本史の時間軸において、各各列伝風にそれぞれ考察する。

 

 

目次
本田精一・小島毅・伊原弘・高津孝/座談会 生きた経済から歴史学へ
静永健/「書物」から見た日本の歴史
溝部良恵/張乗タ『遊仙窟』と万葉の人々
道坂昭廣/テキストとしての正倉院蔵『王勃集詩序』について
諸田龍美/「俗なるもの」の興起―中唐「恋情」文学と平安朝かな文学の共鳴
静永健/平安文人たちと『白氏文集』
高橋忠彦/『童蒙頌韻』の表現―中国の古典との関わりを中心として
岩坪健/源氏物語注釈書に見える中国古典
浅見洋二/文章一小技―五山禅林の詩僧にとっての「道」と「詩」
太田亨/禅林における杜詩注釈書受容の一側面 『杜詩続翠抄』の場合
内山精也/万里集九と宋詩
静永健/戦国武将と漢籍
神鷹治/『文集』と『白氏文集』 角倉素庵
高津孝/木村蒹葭堂 なにわの大コレクター
谷口匡/西遊する頼山陽と『杜韓蘇古詩鈔』
佐藤正光/徂徠学と庄内藩校致道館
佐藤浩一/安積艮斎という水脈―時代の分水嶺と漢籍
副島一郎/新島襄の漢学修行時代
陶民/内藤湖南における進歩史観の形成 章学誠『文史通義』への共鳴
山口謡司/木の魂と「小国寡民」 高島菊次郎王子製紙社長と中国古典
田中知佐子/連載 アジアの美術を楽しむ⑩ 大倉集古館のコレクション

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