キリシタンは、日本をはじめ東アジアが「西洋」と出会った鮮烈な文化衝撃にほかならない。
その影響は言語、宗教思想、信仰儀礼、学問教育、芸術、医薬、出版等々、あらゆる分野に及び、人々の死生観や世界観の変革にも深くつらなる。
今日にいたる近代文化の起点に当たる文化総体としてのキリシタン文学・文化の意義を多角的な視点から再考する。
*本誌「いろは歌とアルファベットの邂逅」(パスカル・グリオレ著)内に掲載の「おらしょ断簡」に関しまして、所蔵元を明記しておりませんでした。
ご所蔵元の上智大学キリシタン文庫様に深くお詫び申し上げるとともに、ここに訂正させていただきます。
誠に申し訳ございませんでした。
訂正個所(本誌47ページ)***
図2「おらしょ断簡」
→図2「おらしょ断簡」(上智大学キリシタン文庫所蔵)
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