ハクキョイレンジョウブンガクロン

白居易恋情文学論

長恨歌と中唐の美意識
諸田龍美 著
ISBN 978-4-585-10447-6 Cコード 3097
刊行年月 2011年2月 判型・製本 A5判・上製 408 頁
キーワード

定価:14,080円
(本体 12,800円) ポイント:384pt

数量 :
remove add
書籍の詳細

恋愛という概念を定着させ文学を根底から変革した白楽天は、「物のあはれ」を知る「多情の人」であった――。中唐の恋愛文学の本質と、文学史への影響を考察。

 

 

目次
序 論

Ⅰ 総 論
 第一章 恋情の復権―盛唐から中唐へ
 第二章 中唐における「恋愛」の成立と展開

Ⅱ 中唐の恋情文学―艶詩と小説
 第三章 中唐における艶詩の流行と女性
 第四章 「欧陽?」事件から見た「鶯鶯伝」の新解釈―中唐の「尤物論」をめぐって

Ⅲ 白居易の恋情文学と『詩経』
 第五章 『白氏文集』における『詩経』の非諷諭的受容―恋愛詩を中心として
 第六章 諷諭詩に見る「情」と「倫理」の矛盾―『詩経』の美的価値の継承について
     
Ⅳ 「長恨歌」新論
 第七章 「風情」考―「一篇の長恨 風情有り」の真義について
 第八章 好色の風流―「長恨歌」をささえた中唐の美意識
 第九章 「長恨歌」の普遍性―元徐悼亡詩と「李夫人」を手がかりとして
    
Ⅴ 恋情文学の展開―「文学史」再考
 第十章 「長恨歌」より見た中国「多情」文学の展開―〈専愛〉篇
 第十一章 「長恨歌」より見た中国「多情」文学の展開―〈汎愛・好色〉篇
 第十二章 北宋「蝶恋花詞」の主題と風流―「長恨歌」を視座として
    
結 論

資料 「元微之崔鶯鶯商調蝶恋花詞」訳注
附論 中唐の恋愛詩―紫式部を感動させた「長恨歌」の悲恋
  
あとがき
初出一覧
索 引

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めです。

おすすめ

  [詳細]
紫式部伝

紫式部伝

上原作和 著
定価:5,940円
(本体 5,400円)
織田信長文書の世界

織田信長文書の世界

公益財団法人永青文庫・熊本大学 永青文庫研究センター 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
世界の絵本・作家 総覧

世界の絵本・作家 総覧

O.L.V.(おおぶ文化交流の杜図書館ボランティアグループ)・おおぶ文化交流の杜図書館 編
定価:22,000円
(本体 20,000円)
本 かたちと文化

本 かたちと文化

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
ショッピングカート