立松和平全小説2
マドイトホウコウ

惑いと彷徨

立松和平 著
ISBN 978-4-585-01270-2 Cコード 0393
刊行年月 2010年2月 判型・製本 A5判・上製 500 頁
キーワード

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

 品切 
【立松和平全小説】
作家活動の核心である全小説73作品を集成。
はじめて書かれた小説「溜息まじりの死者」、文壇デビュー作「途方にくれて」など、最初期の作品を収録。
つねに時代とともに歩み、真摯な視線で現代を見つめ続ける立松文学の原形質がここにある。

書評掲載
「東京新聞」(2010年1月17日)〈読書欄〉にて紹介されました。
「図書新聞」(2009.11.7 2940号) にて、大きく掲載されました。
「週刊読書人」(2010/2/19)1面・2面にて大きく取り上げられました。

書籍の詳細

恐れることはない、ぼくは思ってみた。仕事はなかった。思いにまかせて駆け落ちをした。子どもが産まれた。ひょっとしてぼくの息子は不幸な運命のもとに生まれついてしまったのか。家族をかかえ、どうにもならない状況で荒れ狂う精神をしずめることもできず何ものかから逃げ続ける日々。

とりとめのない自由のなかで自分を見失ったぼくの惑いを描く「ぼくらの未来」(『火遊び』所収)など、初期の短篇作品19篇を収める。

 

 

目次
人魚の骨
火の車
火遊び

振り返れば私がいる
解説・解題

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