カートは空です。
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俺の場所はこんなところではないだれもが貧しく、行き場もなく、苛立ちと焦燥を抱えていた時代、一組の男女の恋愛を、多彩な登場人物と自伝的エピソードで綴る青春小説『蜜月』。砂糖キビ畑での過酷な農業体験に基づいて「生のかたちとしての労働」を描き、後の名作『遠雷』へと続く『太陽の王』。「旅」=生きることと捉えた作家のふたつの初期長篇に、生活の実際を描くことに専心した結果生まれた短篇群『雨月』をあわせる。「生の現場」を凝視する立松文学の原点。