カートは空です。
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変革の夢と、祭りの後の何も変わらない現実―― 無限に存在する名も無き庶民の「歴史」に目を向け、挫折と絶望の体験を基底に小説化する。みずからの足下=故郷に豊かな「神話と歴史」を発見し、矢継ぎ早に放たれた短篇群『天狗が来る』と『二つの太陽』。その集大成として、反権力の見果てぬ夢を描いた長篇『贋 南部義民伝』。歴史の闇に沈んで名も忘れられた敗者への鎮魂の物語。