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箸墓古墳は、卑弥呼の墓ではない。大きな建物跡が出土すると、なぜ、たちまちそれが卑弥呼の宮殿になるのか?炭素14年代測定法を利用した研究・報道の虚偽を暴き、科学的根拠に基づいた事実から、あるべき方向性を指し示す。
安本美典(やすもと・びてん)1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集責任者。情報・古学会会員。専攻は、日本古代史、言語学、心理学。『大和朝廷の起源』(勉誠出版)などの、本シリーズの既刊9点以外の主な著書に、次のようなものがある。日本古代史関係……『神武東遷』(中央公論社)、『卑弥呼の謎』(講談社)、『邪馬台国への道』(筑摩書房)、『研究史邪馬台国の東遷』(新人物往来社)、『吉野ケ里遺跡と邪馬台国』(大和書房)、『奴国の滅亡』(毎日新聞社)、『新説:日本人の起源』(宝島社)、『邪馬台国はその後どうなったか』(廣済堂出版)、『日本誕生記Ⅰ、Ⅱ』『邪馬台国の真実』(PHP研究所)など。言語学関係……『日本語の誕生』(大修館書店)、『日本語の成立』(講談社)、『日本語の起源を探る』『卑弥呼は日本語を話したか』(以上、PHP研究所)、『日本人と日本語の起源』(毎日新聞社)、『言語の科学』(朝倉書店)、『言語の数理』(筑摩書房)など。
「出版ニュース」(2011.9 中旬号)の「ブックガイド」欄にて、本書が紹介されました。
*特集ページも是非ご覧ください。→「卑弥呼の墓・宮殿を捏造するな!―安本美典先生、新刊刊行」