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『風土記』説話などに見られる、地域共同体の神々や信仰・習俗の在地性が、『日本霊異記』になると中央からの仏教の流入や律令制の浸透により大きく変質し、説話としてあらたな表現を獲得してゆく。その変貌の過程と様相をフィールドワークによる成果も取り入れつつ論ずる。