カートは空です。
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信長を始め武士に愛好された芸能が幸若舞である。著者は若狭の地を訪ね,その伝承過程を探る。また町人に愛された歌舞伎については,阪急の創始者小林一三所蔵の台本をもとに実態に迫る。かつては農民も村々に立派な村芝居の舞台を有していたことが,近年注目されているが,本書では昭和30年代の兵庫県における調査が収載されている。いずれも民俗学の視野で文献とフィールドワークに基づいた優れた芸能史研究である。