カートは空です。
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前著「仮名草子篇」「西鶴篇」「談義本篇」に続く『日本近世小説史』の第四冊目にあたる。浮世草子は,井原西鶴の創出から始まるのだが,その影響するところ大きく,西鶴没後にもさまざまな作家や作品が登場する。その影響は模倣あり,反発あり,盗作ありでいろいろであったが,とにかく世の中に興味を持ち,人間を描こうとする気持ちには共通するものがあった。この巻では八文字屋本以前のものを扱い,出来るだけ作品の内容の紹介に努めた。