チュウセイブンカノハッソウ

中世文化の発想

小林保治 著
ISBN 978-4-585-03177-2 Cコード 3095
刊行年月 2008年3月 判型・製本 A5判・上製 560 頁
キーワード 中世,軍記,説話

定価:17,600円
(本体 16,000円) ポイント:480pt

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書籍の詳細

軍記文学、仏教文学、能・謡曲、説話文学、紀行・随筆など、中世に盛行した文学のさまざまな表現方法を追究。
文学から見えてくる日本の中世的世界の手法を明らかにするとともに、今後の中世文学研究への新しい視点を提示。

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書評掲載
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古典遺産(No 58)、書評欄に紹介されました。(評者:関口忠男)
日本文学(平成21年5月号)、書評欄に紹介されました。(評者:中前正志)


 

 

目次
◆目次
序章将門記
『将門記』の発想―軍記のさきがけ―
第01章平家物語と能
平家物語と修羅能―謡曲「忠度」「実盛」を中心に
修羅物の方法―「経政」「兼平」の場合
頼政像の虚構性
第02章能と能面
「国栖」の形成―『源平盛衰記』との関連を中心に
「求塚」の方法
〈小町物〉の能
「鉄輪」に見る晴明
専用面と演出―「景清」の場合
専用面の検討―「頼政」「弱法師」の場合
第03章古事談
『古事談』の編者と編成
『古事談』における文学の方法
『古事談』―貴族説話の集成
第04章宇治拾遺物語
説話標題の改題をめざして―試案
甦える『宇治拾遺物語』―全巻におよぶ説話標題の改題稿
かたなしにされた蘇生譚
百濟・新羅の虎の話
最末部の中国三説話
宇治拾遺物語の読みのあり方について・説話配列連絡表
『宇治拾遺物語』の文学的性格・類縁表現一覧
第05章隠者の文学
『海道記』の成立
『徒然草』における伝聞の位相―説話的手法
第06章研究史その他
今昔物語集・宇治拾遺物語のテキストの検討
謡曲と仏教―その研究史
狂言の展開―室町時代
『徒然草』研究書誌年表
中世文学・研究展望
書評
浅見和彦著『説話と伝承の中世圏』
小林保治著『説話集の方法』

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