9・11からイラク戦争をへて世界戦略の舞台となった中央アジアはどこへ向かおうとしているのか。
気鋭の専門家が総括する中央アジアの現在と将来。
9・11は中央アジアに地殻変動をもたらした。
9・11はまた「上海協力機構」の結束に水をさす可能性をも秘めいている。
中央アジア5ヶ国、ロシア、中国、米国、そして日本はイラク戦争をへて現在にいたるまで、どのような思惑を抱いてどのように動いたのか。
また、これらの諸国内、諸国間にはどのような問題が存在し、どのような影響がもたらされるのか、これが本書の検討課題である。