日本の作家100人
コバヤシイッサヒトトブンガク

小林一茶 人と文学

矢羽勝幸 著
ISBN 978-4-585-05173-2 Cコード
刊行年月 2004年9月 判型・製本 四六判・上製 256 頁
キーワード 近世,評論

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

 品切 
書籍の詳細

朗笑性ある著作や作品を残し、江戸時代を代表する詩人として高く評価される一茶。しかし、その生涯は実弟との遺産相続争い、愛児の相次ぐ死亡など、晩年まで家庭的には不幸に見舞われ続けたものであった。
一茶の作風はもちろん、知られざる一面にも言及する、詳細な評伝。

 

 

目次
はじめに

評伝

1.幼少年期
  一茶のふるさと
  生いたち
2.研修期
  江戸奉公
  飾派
  蓼太・白雄との接触
  素丸に師事
  竹阿に師事
  歌論集の書写
  元夢に師事
  奥羽旅行
  十四年ぶりに帰郷
3.西国漂遊
  四国そして九州へ
  松山に遊ぶ
  大坂へ
  『たびしうゐ』の刊行
  『さらば笠』の出版
4.江戸での活動
  一枚摺の発行と立砂の死
  立砂の死
  二六庵の公称
  俳人番付に登載
  井上士朗を歓迎
  父の死と『父の終焉日記』
  『享和二年句日記』
  本所大島に居住
  巡回行脚
  月並の開催
  成美グループへ
  謎の女性
  卜占と一茶
  乞食の境遇をうらやむ
  ライバル竹里
  漂流民礒吉のはなし
  親友耕舜の死
  度重なる帰郷
  遺産問題
  漂泊者の悲しみ
  高い知名度
  一茶社中の形成過程
  第一期
  第二期
  第三期
  第四期
5.信濃での活動
  遺産問題の決着
  結婚
  一茶の家
  『三韓人』の出版
  門人の俳書を代編
  相つぐ愛児の死
  高まる名声
  奉額句合の選句
  相つぐ晩年の不幸
  最晩年


一茶の著作・作品

一 初学期
二 寛政句帖
三 たびしうゐ(旅拾遺)
四 さらば笠
五 父の終焉日記
六 享和句帖
七 文化句帖
八 七番日記
九 俳文「あるがままの芭蕉会」
十 三韓人
十一 おらが春
十二 八番日記
十三 文政句帖

年譜
主要参考文献

おすすめ

  [詳細]
増補改訂版 図像学入門

増補改訂版 図像学入門

山本陽子 著
定価:2,640円
(本体 2,400円)
調べ物に役立つ 図書館のデータベース

調べ物に役立つ 図書館のデータベース

小曽川真貴 著
定価:1,980円
(本体 1,800円)
重要文化財 東福寺五百羅漢図 修理と研究

重要文化財 東福寺五百羅漢図 修理と研究

石川登志雄 編
定価:24,200円
(本体 22,000円)
日本近世史入門

日本近世史入門

上野大輔・清水光明・三ツ松誠・吉村雅美 編
定価:4,180円
(本体 3,800円)
ショッピングカート