精神科医からのメッセージ
マジュツトキョウキ

魔術と狂気

酒井明夫 著
ISBN 978-4-585-05271-5 Cコード 0047
刊行年月 2005年4月 判型・製本 四六判・上製 248 頁
キーワード 現代社会

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細

西欧には、古代ギリシャの時代から、変身や魔女など狂気と深いかかわりを持つ魔術的事象が存在し、それとともに、呪文や秘薬など魔術的癒しの業も伝えられてきた。ここでは、超自然的モデルと、精神医学的モデルの双方から、古代における魔術的治療者の役割と意味、ルネッサンスの魔術師・自然哲学者の足跡、変身と憑依の系譜、魔術と狂気の類縁性などを検討しつつ、「歴史から見た狂気とは何か」に迫る。

 

 

目次

第一章 メランプスの物語
メランプス伝説/預言者にして医師/薬と浄め/神と人間のメランプス

第二章 変身の病理
履歴としての変身/リュカントロピア/悪魔とリュカントロピア/レジナルド・スコットの反論/変身の意味

第三章 コルネリウス・アグリッパの肖像
アグリッパの生涯/アグリッパの著作について/アグリッパと狂気/フロル(furor)/恍惚状態(Raptus)/アグリッパと魔女裁判/魔術師アグリッパ/アグリッパとは何だったのか?

第四章 魔術と狂気
「ヒポクラテス」とガレノス/魔術師(ゴマス)と呼ばれた人々/魔術の効能/非合理なるもの

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