精神科医からのメッセージ
フアンウツハカナラズナオル

不安・うつは必ず治る

山田和夫 著
ISBN 978-4-585-05274-6 Cコード 0047
刊行年月 2008年7月 判型・製本 四六判・上製 200 頁
キーワード 現代社会

定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

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書籍の詳細

専門医が語る、不安とうつの最前線と治療法!

不安障害とは何か、薬が何故有効か、どうしたら完治するのかを説き、実際の不安状況を克服していく。
そして不安症状が生じないことを実感して、安心を獲得する。
不安・うつは同じ治療で完治することができる。

 

 

目次
はしがき 1
NHK「おはよう日本」で大反響―「上がり症」(社会不安障害)は治る

Ⅰ 不安障害とは何か
1.不安障害
2.身体表現性障害

Ⅱ 社会不安障害(SAD)の実態
1.社会恐怖から社会不安障害へ
2.SADの実態
3.SADの新しい治療:フルボキサミンは不安・緊張を消す
4.フルボキサミンは社会生活を有意に改善する
5.比較的診断しやすく、完治も期待

Ⅲ 社会不安障害の治療
1.文化特異性障害としての社会不安障害
2.経過と治療
3.国内で実施した臨床試験の概要
4.薬物治療指針
5.症例紹介
6.まとめ

Ⅳ パニック障害の心理学的理論
1.フロイトにおけるパニック障害
2.空間恐怖の精神病理
3.森田正馬におけるパニック障害
4.S・フロイトと森田正馬の比較病跡
5.死生観が及ぼすパニック障害の精神病理
6.パニック障害に関する重要な心理問題

Ⅴ パニック障害の薬物療法
1.パニック障害の治療
2.薬物治療計画
3.実際の薬物療法

Ⅵ 蔓延するうつ病―急増する三十代のうつ病
1.史上最悪の自殺数
2.過重労働でうつ病が増加
3.一家の大黒柱も非正規社員の時代
4.児童虐待増加は社会不安の反映か
5.三十代はひきこもりのデッドライン
6.心を病む三十代を救え
7.米国型を捨て、閉鎖社会を目指せ

Ⅶ うつ病の現状と問題点
1.うつ病の疾病史 
2.うつ病の存在する意味と問題点 
3.うつ病が疑われるとき 
4.うつ病の種類 

Ⅷ うつ病の治療と管理 
1.薬物療法 
2.その他の薬物療法 
3.電気けいれん療法(ECT) 
4.光(高照度光)療法 
5.経過・予後 
6.患者・家族への説明のポイント 

Ⅸ 難治性うつ病の治療 
1.病態と診断 
2.治療方針 
3.うつ病類似の状態について―その鑑別と対応 

Ⅹ 精神科薬物療法と多文化間精神医学 
1.はじめに 
2.日本の気分障害治療アルゴリズム 
3.アメリカの気分障害治療アルゴリズム 
4.ヨーロッパの抗うつ薬の使用状況 
5.中国のうつ病治療アルゴリズム 
6.韓国の双極性障害に対する治療アルゴリズム 
7.考察 
8.まとめ 

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