カタカナ語の氾濫、ラ抜き語、サ入れ言葉、流行語、方言、敬語表現……
いま、ことばに起きている問題を総括する。
日本語とは何か。どのようにして成立し、どのような歴史をたどって現在の日本語になったのか。日本語はいかなる仕組みを具えた言葉なのか。書き言葉と話し言葉の関係はどうあるべきなのか。このような問題に正しい解答が与えられた時に、いわゆる乱れといわれる現象の本質も見えてきて、その解決の道も探れるのではないか。
※書評掲載
日本経済新聞(2006.4.19)夕刊「エンジョイ読書」欄に紹介されました(評者/井上章一)。