カートは空です。
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柳田國男は三角のおむすびに日本人の心臓の形をみた。三角は死であり、山であり、火である。その山と山のあいだに母胎が潜む。山の端に月輪がのぼり、その光のなかに阿弥陀が立って、四角い田畑と村里をみおろす。月と山と里、この丸三角四角のなかに日本文化が集約される。万物の基本形 ○ △ □衣食住のなかに、技術史のなかに、信仰と世界観のなかに、埋めこまれた○△□の形と意味を読み解く日本文化論。