変貌する村上文学に正面から対峙する本格的評論、待望の刊行。
処女作から最新作まで、長・短編、対談、エッセイ、翻訳書など、主要作品の全てを読み解く。
『海辺のカフカ』と『アフターダーク』との落差。『東京奇譚集』に見られる後退とは?
オウム事件、阪神淡路大震災の起きた90年代以降、「変化・転換」したはずの村上春樹。
その現状を明らかにする。
実地調査に基づく貴重な論文「中国における村上春樹の受容」収載。
※書評掲載
朝日新聞(2007.8.1)文化欄に、本書収載の付録「中国における村上春樹の受容」が大きく紹介されました。
北海道新聞(2007.12.2)「ほん」欄に大きく紹介されました(評者:川村湊氏)。
週刊読書人(2007.12.14)「書評」欄に大きく紹介されました(評者:中村三春氏)。
国文学 解釈と鑑賞(2008.4)「新刊紹介」欄に紹介されました(評者:宇佐美毅氏)。
朝日新聞(2009.3.12)文化欄に、本書収載の付録「中国における村上春樹の受容」が大きく紹介されました。