ウメトニホンジン

梅と日本人

小林祥次郎 著
ISBN 978-4-585-05387-3 Cコード 0021
刊行年月 2008年2月 判型・製本 四六判・上製 320 頁
キーワード

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細

日本人は自然とどのように関わって来たのか、自然のさまざまな事象をどのように感じて来たのか、それは、いつごろどのように起こり、どのように変わって来たのか――
日本人の愛する「梅」を題材に、多種多様な文献を博く渉猟し、日本人の感性の歴史を追究する。

 

 

目次
第一章 奈良時代
梅の語源
奈良時代(外来種/早春の花/散る梅/白さ/雪との配合/柳との配合/蝶との配合/桃との配合/鶯との配合/梅の香り/梅の宴/梅を折りかざす/夜の梅/梅の実)

第二章 平安漢詩文
紫宸殿の梅
平安漢詩文(早春の花/白さ・雪/柳との配合/鶯・蝶との配合/香り/挿頭/夜の梅/月/実/塩梅/追悼/梅花落/紅梅/窓・簾との配合/寒・冷/南枝北枝・大撩嶺/松竹梅/材/菅原道真)

第三章 平安仮名文学
むめ
仮名文学(早春の花/鶯との取り合わせ/柳との取り合わせ/雪との取り合わせ/梅の白さ/梅の香り/挿頭/人を懐かしむ/夜の梅/水辺/散る梅/風との取り合わせ/紅梅/梅の所在/仏教/中国を舞台とする作品/実など)

第四章 中世文学
(和歌的な扱い/漢詩文的なもの/比喩/挿す/実/仏教/菅原道真)

第五章 五山文学
(早春/落梅/紅梅/雪・氷との配合/寒さ・冷たさ・痩せ/玉を吐く/動物との配合/植物との配合/松竹梅/梅の香り/黄昏・月との配合/笛との配合/駅使/人名・地名/菅原道真/梅の実)

第六章 江戸時代
品種の増加
名木・名所(名木/名所)
利用(栽培/利用)

付章
鶯(鶯という字/春を告げる鳥/花を惜しむ/晩春・初夏/梅との配合/雪との配合/竹との配合/柳との配合/谷との配合/霞との配合/雁との配合/蝶との配合/宮中で鳴くか/鶯の歌/鳴き声の聞きなし/時鳥との比較/語源に関する諸説)

結語

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