チョウセンキンダイノチニチハサッカ クトウノキセキ

朝鮮近代の知日派作家、苦闘の軌跡

廉想渉、張赫宙とその文学
白川豊 著
ISBN 978-4-585-05402-3 Cコード 0095
刊行年月 2008年10月 判型・製本 四六判・上製 320 頁
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定価:3,300円
(本体 3,000円) ポイント:90pt

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書籍の詳細

日本と朝鮮、二つの国を生きた作家の苦悩。
他国の支配下において、文学とは、言語とは何なのか?
一九三〇年前後、植民地下の朝鮮で、母国語のみで書き続けた作家と、朝鮮語と日本語という二言語で書き分けた作家とを比較することで、植民地期文学の姿を把握する。

 

 

目次
・序 編 : 廉想渉と張赫宙―朝鮮近代作家の二つの〈生〉と文学

・第一編 : 廉想渉とその文学
 廉想渉の中篇「万歳前」小考
「万歳前」の人物形象と人間認識
 一九二〇年代廉想渉小説と日本―再来日前後の四篇を中心に
 一九三〇年前後の長篇小説に見える日本
 一九三〇年代中盤の長篇小説考

・第二編 : 二言語創作作家とその文学
 李石薫(牧洋)作品考―二言語創作の一典型
 張赫宙の朝鮮語作品考
 張赫宙の日本語長篇「嗚呼朝鮮」をめぐって

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