智慧の海叢書3
ビジュツカンショウバイ

美術館商売

美術なんて…と思う前に
安村敏信 著
ISBN 978-4-585-07103-7 Cコード 0370
刊行年月 2004年5月 判型・製本 B6判・並製 160 頁
キーワード

定価:1,100円
(本体 1,000円) ポイント:30pt

 品切 
書籍の詳細

美術館へ行こう!!
名物学芸員が提案する美術館遊びのススメ
美術館は、なにを考え、どんな工夫をして来館者を誘っているのか? 美術館見巧者、学芸員志望者から初心者までが、なるほどと思う美術館の裏側を紹介する。

 

 

目次
はじめに

第一章 さあ、いらっしゃい。
  美術館が遠くなる
  客をどう呼び込むか
  見せる物を買う

第二章 ゆっくり見てね。
  何を見せるか
  どう見せるか
  アプローチは楽しく
  ディスプレーでの演出
  美術館の常識は非常識

第三章 買ってちょうだい。
  みやげの売り方

第四章 来てよかった。
  心地よい環境の作り方
  接客指導
  ボランティアはいかが?

第五章 また来てね。
  リピーターを増やす
  面白くてためになる

あとがき
書評・関連書等

読売新聞(2004/8/8)に書評が掲載されました。(評者:三浦篤(東京大学助教授))
**以下、書評より**
美術館?面白いの?堅苦しそうだし、敷居が高そう。ゴッホ展でもやっていればね。もっと楽しいところに行こうよ?
ちょっと待ってくださいお客様。うちの美術館、ひと味違いますよ。いいモノ集めてるだけじゃない、展示の面白さはどこにも負けません(度肝を抜くディスプレイ、作品に近づける露出展示、お出迎えのマスコット人形)。記念写真撮影もでき、グッズも豊富、工夫した図録も楽しめます……
美術品を拝んで勉強する美術館から、普通の人が気軽に入れる娯楽施設としての美術館へ。来てもらってなんぼの商売という腹の括(くく)り方は、手練(てだ)れの学芸員としての筆者の経験に裏打ちされている。美術館に厳しい昨今の状況を生き抜くための、過激で真っ当な処方箋(せん)だ。心して服用したい。
苦労話を越えるヴァイタリティに感動する。舞台裏を明かす膝(ひざ)打ちネタも多く、一読の価値あり。美術館、そこまでやっていいの? いいんです。

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