カートは空です。
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”聖なるもの”を畏怖し、語り、解釈すること。このことは、宗教圏や言語圏、そして時代と地域を超越する普遍的な事象である。「聖地」「聖人」にまつわる言説は、なぜ世界各地に遍在するのか。〈語りえないもの〉を物語り、更新していくその心性とは何か。宗教的起源をめぐる根源的な問いに対する「比較縁起学」からのアプローチ
近畿大学文芸学部准教授。専門は日本古典文学、思想史、学問史。編著書に、『縁起の東西―聖人・奇跡・巡礼』(企画・編集、『アジア遊学』第115号、勉誠出版、2008年)。論文に、「寺社縁起とお伽草子―東大寺縁起・石山寺縁起をめぐって」(徳田和夫編『お伽草子百花繚乱』笠間書院、2008年)、「長谷寺と瀧蔵権現」(『神道宗教』第215号、2009年)、「略縁起の書記形態―写本と版本の往還」(堤邦彦・徳田和夫編『遊楽と信仰の文化学』森話社、2010年)などがある。