水門23
ミナト

水門 第二十三号

言葉と歴史
水門の会 編
ISBN 978-4-585-01137-8 Cコード 1320
刊行年月 2011年8月 判型・製本 A5判・並製 490 頁
キーワード 交流史,民俗学,言語,和歌,古典,アジア,日本史

定価:4,400円
(本体 4,000円) ポイント:120pt

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書籍の詳細
歴史文化研究の交流拠点、開港。

歴史学・文学・言語学・民俗学など諸学の粋を集め、ジャンルを越えた新たな学問世界への扉を開く。

本号では以下の二つの特集を設けた。
・上代における文化圏とは何か―文化圏から文学史の再構築へ
・追悼 長田夏樹先生

 

 

目次
巻頭言 高橋庸一郎

《小特集》上代における文化圏とは何か―文化圏から文学史の再構築へ
 大安寺文化圏から文学史の再構築へ 蔵中しのぶ
 万葉集と皇子文化圏 池田三枝子
 〈百済=倭〉漢字文化圏 瀬間正之
 文系研究に数学的、科学的手法を導入するにあたっての問題点 森 洋久
 薨卒伝の諸相 佐藤宗諄
 大安寺の法統をたずねる小文 狩野 久
 国風暗黒時代の和歌文化圏―「仁明天皇四十賀の長歌」からの視点― 近藤信義
 水門の会シンポジウム「上代における文化圏とは何か 文化圏から文学史の再築へ」を終えて 増尾伸一郎
 「大安寺文化圏」論の可能性―シンポジウム「上代における文化圏とは何か」に接して ― 吉田一彦
 「水門」の学風―「座の文学」論と「大安寺文化圏」研究との結合 安保博史
 鑑真と香薬 シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア
 表現としての「門」―『万葉集』を中心とする「門」の属性とその意義― 城崎陽子
 桜児物語―『万葉集』にみる女性の悲劇的な死の理由― 大谷 歩
 神仙思想と万葉歌―七夕歌創作を手がかりに― 張 忠鋒
 積もれば人の老いとなるもの―業平歌の背景としての暦・『淮南子』― 中野方子
 『東大寺諷誦文稿』の成立過程 ―前半部を中心として― 藤本 誠
 『懐風藻箋註』翻刻 土佐朋子
 『沙門勝道歴山水瑩玄珠碑并序』注釈 岩田芳子、蔵中しのぶ、ケビン・ウィルソン、小林崇仁、佐藤信一、土佐朋子、藤本誠、米山孝子 
 『日本霊異記』と『三宝絵』の比較研究―特に『霊異記』下巻六縁について― ミリオーレ・マリア・キアラ
 物語表現の「窈窕」と和語「さび」の表現性と語義形成を考える―和語「さび」の語義 形成史の方法と古辞書・辞書の記述の再考―  吉田比呂子
 『和名類聚抄』における『法苑珠林』の間接引用について―『広志』を中心に― 尹 仙花
 『世俗諺文』引用書目の研究―『文選』を中心に― 渡邊美由紀
 申叔舟の周辺 濱政博司
 凌初成『西廂記五劇五本解證』翻字と解説 荒木典子
 斎宮歴史博物館所蔵の装束書解説稿 津田大輔
 旧制中学生の表現習得過程―風景の描き方― 福井淳子
 中国題材物としての『天平の甍』の文学世界 邱 雅芬
 中国における日本の左翼文学研究 李 俄憲
 言語生態学に基づく中国語母語話者年少者に対する日本語教育方法論I 岡崎敏雄
 『満文三国志』に見える中古入声字の韻母表記 鋤田智彦
 『満漢合壁庸言知旨』の研究・その3 寺村政男
 『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その2 寺村政男(編) 荒木典子・鋤田智彦・馬 之濤

追悼 長田夏樹先生 橋本勝、原田松三郎、佐藤晴彦、尾嵜 昇、香山寿幸、寺内邦夫、高橋庸一郎、神野富一

執筆者一覧
彙報・編集後記

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