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田山花袋『蒲団』(1907)から小島信夫『各務原 名古屋 国立』(2002)まで、〈私小説〉の100年を辿り、成立と変遷、そして今後の可能性を提示する。認識する/される「私」から生まれる作品群を、「私探究」の文学として捉え直し、従来とは異なる観点から考察する。新しい「私小説」のためのガイドブック!
梅澤亜由美(うめざわ・あゆみ)法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻・博士後期過程単位修得満期退学。博士(文学)。現在、法政大学文学部・兼任勤講師。『私小説研究』第1~10号の編集を担当。主な論文に、「網野菊・方法としての「藪の中」」(『国文学解釈と教材の研究』第76巻6号、2011年)、訳書に、安英姫著・梅澤亜由美訳『韓国から見る日本の私小説』(鼎書房、2011年)、監修に、『日本文学研究文献要覧2005~2009』(勝又浩との共同監修、日外アソシエーツ、2010年)などがある。
「日本近代文学」第89集にて、本書の書評が掲載されました。