カートは空です。
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人々の社会的営みのなかで保存継承されたモノや技術、生活の歴史の痕跡が残された環境や土地…。我々の周辺には幾多の文化財が存在している。それらはただ成り行きで現在に伝わってきたわけではない。その保存には地域と伝統文化の在り方が深く関わっている。それでは我々はそれら文化財に対し、どのようにアプローチしていくことができるのか。文京区民による文化財への取り組み〈文の京地域文化インタープリター〉を学び、地域住民や行政による文化財保護・活用のこれからを考える。
渡邊明義(わたなべ・あきよし)元東京文化財研究所所長・一般財団法人世界紙文化遺産支援財団紙守代表理事。専門は文化財科学、美術史。著書に『水墨画―雪舟とその流派』(日本の美術335、至文堂、1999年)、『水墨画の鑑賞基礎知識』(至文堂、1997年)がある。