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新出土資料を最大限に活用、最古の「老子道徳経」写本全文に訳注・校注を施す。現代語訳、巻末には索引を付し、押韻を含めた文章の音声の側面にも留意、必要な説明を加えた。また現行諸本との緻密な本文対照により、「老子」テキスト変遷の通観も可能にする。
小池一郎(こいけ・いちろう)同志社大学言語文化教育研究センター名誉教授。中国古典の思想と文学、老子・柳宗元・漢訳仏典・老乞大等を専門とする。論文に「郭店楚簡『老子』と「老子」の祖型」(『言語文化』第2巻3号、同志社大学言語文化学会、2000年)、「『法句経』と『老子』をめぐる写本上の若干の問題について」(『言語文化』第8巻3号、2006年)、「文学としての元代漢語版本『老乞大』」(『言語文化』第13巻3号、2011年)、「柳宗元永州詩における杜甫受容―『役夫張進の骸を掩う』の詩を中心に―」(『中国文史論叢』第8号、中国文史研究会、2012年)などがある。