ホウコウハヤシセンセイゼンシュウ

鳳岡林先生全集

徳田武 編
ISBN 978-4-585-29060-5 Cコード 3091
刊行年月 2014年2月 判型・製本 A4判・上製 1392 頁
キーワード 思想,漢文,日本史,江戸,近世

定価:92,400円
(本体 84,000円) ポイント:2520pt

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書籍の詳細

江戸前期の漢学界を代表する林鳳岡(はやし・ほうこう)の文章を集成した全集を影印刊行。その詩と散文から、江戸前期の生活や政治、学問について知る。
また、日中韓の交流史を構築する手懸かりともなる、朝鮮通信使との交流や、当時の日本人が中国文化を如何様に捉えていたかを知ることができる。
巻末には解題・解説を付し、その重要性を説く。


林鳳岡(はやし・ほうこう)とは・・・
寛永21(1645)年―享保17(1718)年。
江戸前期の漢学界を代表する人物。羅山の孫・鵝峰の次男として幕府文教の総元締めである林家を継承し、元禄4年(1687)、幕府の官学として学問所(聖堂)が湯島に開設されるや、その祭主となり、大学頭と称される。全国から集まった俊秀を指導して、藩儒として各藩に送り込み、また将軍に講書し、その文書を作製したり、『武徳大成記』などの幕府の編纂事業を主宰したりした。中でも朝鮮通信使の応接をも行ったのは、特筆されるべき事蹟であろう。

*こちらの商品は四分冊(分売不可)となっております。

 

 

目次
【第一冊】
巻一~巻二十二:序、凡例、目録、詩

【第二冊】
巻二十三~五十六:詩

【第三冊】
巻五十七~九十:詩、序、記

【第四冊】
巻九十一~百八:記、跋、表・啓・策、文、書・論・辨・説、簡牘、頌、銘・賛、箴・伝・状・誄、祭文、哀辞、碑誌、雑著

付録 正献先生(鳳岡)年譜、正献先生行状、正献先生碑銘

『鳳岡林先生全集』解題 徳田武
プロフィール

徳田武(とくだ・たけし)
1944年群馬県生まれ。明治大学法学部教授。早稲田大学第一文学部卒、1974年同大学院博士課程修了。文学博士。1979年に窪田空穂賞、1980年に日本古典文学会賞、1987年『日本近世小説と中国小説』で日本学士院賞を受賞。
主な編・著書に、『梁田蛻巌 秋山玉山』(江戸詩人選集2、岩波書店、1992、復刊、2002)、『近世説美少年録』1・2・3(新編日本古典文学全集、小学館、1999~2001)、『日本古典文学研究史大事典』(勉誠出版、1997)、『日本漢詩集』(新編日本古典文学全集、小学館、2002)、『近世日中文人交流史の研究』(研文出版、2004)、『幕末維新の文人と志士たち』(ゆまに書房、2008)、『元治夢物語―幕末同時代史』(岩波文庫、2008)、『朝彦親王伝』(勉誠出版、2011)などがある。

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