東洋文庫善本叢書12
コクホウ モンゼンシッチュウ カンダイヨンジュウハチ ダイゴジュウキュウ ダイロクジュウハチ ダイハチジュウハチ ダイヒャクジュウサン

国宝 文選集注 巻第四十八・第五十九・第六十八・第八十八・第百十三

公益財団法人 東洋文庫 監修/石塚晴通・小助川貞次 解題
ISBN 978-4-585-28212-9 Cコード 3080
刊行年月 2015年10月 判型・製本 変形判・上製 444 頁
キーワード 国語学,漢文,比較文学,古典,中国

定価:107,800円
(本体 98,000円) ポイント:2940pt

数量 :
remove add
書籍の詳細
世界に誇る白眉の書物を原寸原色で初公開

『文選』は中国・六朝の梁時代に昭明太子蕭統により編纂された大詩文集。六朝文学の精髄として隋唐時代に盛行した。日本伝来は早く奈良時代には普及し、平安朝においては『白氏文集』と並び広く読まれた。
本書は、平安朝の書写にかかるもので、中国ではすでに失われた「陸善経注」「音決」「鈔」などを含む『文選』の諸注を集成している。金沢文庫の旧蔵で、もと百二十巻あったと言われる。李善注等集注本の古態や、佚書のテキストを垣間見ることの出来る、わが国のみに伝わる大変貴重な逸品である。

【本シリーズの特長】
・国際的な東洋学の研究拠点として名高い「公益財団法人 東洋文庫」所蔵の国宝5点、重要文化財6点を含む貴重古典籍全16点を、全12巻にわたって全編フルカラー原寸で影印。
・対象典籍の全編フルカラー影印は史上初。これまでに全編が公開されることのなかった典籍を多く含んでおり、今後の研究の基礎図書となるものである。
・高精細な製版・印刷により、原本の質感を再現。筆致や書入、訓点までもが仔細に観察できる。紙背の墨付も全て影印。
・古典籍に通暁した石塚晴通(北海道大学名誉教授)・小助川貞次(富山大学教授)・豊島正之(上智大学教授)・會谷佳光(東洋文庫図書部課長)による解題を収載。新知見を盛り込み、歴史的・文化的位置づけを明らかにする。

 

 

書評・関連書等

★広告情報
「朝日新聞」(2018年11月17日)に全5段広告を掲載しました。

関連商品

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めです。

おすすめ

  [詳細]
日本人にとって教養とはなにか

日本人にとって教養とはなにか

鈴木健一 著
定価:3,850円
(本体 3,500円)
訂正新版 図説 書誌学

訂正新版 図説 書誌学

慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 編
定価:3,850円
(本体 3,500円)
ラテンアメリカ文学の出版文化史

ラテンアメリカ文学の出版文化史

寺尾隆吉 編著
定価:6,050円
(本体 5,500円)
鎌倉幕府の文学論は成立可能か!?

鎌倉幕府の文学論は成立可能か!?

神田龍身 著
定価:4,180円
(本体 3,800円)
ショッピングカート