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中国版画の体系的研究。唐代より清代末期にいたる千余年間に制作された芸術、宗教、経書、歴史、文学から実用書まで様々な分野の書籍の挿絵版画と一枚刷り版画の代表作例に焦点をあて、版画の様式的変遷、技術的進歩、出版事情をはじめ、画家、刻工、版元の活躍等を考究する。図版約900点収録。
小林宏光(こばやし・ひろみつ)上智大学名誉教授。専門は版画を含む中国絵画史。明治大学文学部卒、カリフォルニア大学バークレー校大学院美術史学修士および博士課程修了。Ph. D.実践女子大学文学部助教授を経て上智大学教授。主な著書、論文に「陳洪綬の版画活動」上・下『國華』1061、1062号(1983年)、「中国版画の絵画史的意義―『顧氏画譜』(1603)にみる歴代名画複製をめぐって―」『美術史』128号(1990年)、「宮楽図にみる帝鑑図説の転成」『國華』1131号(1990年、第二回國華賞)、『中国の版画―唐代から清代まで―』(東信堂、1995年、韓国語版、2002年)、『南禅寺秘蔵詮の木版画』(山川出版社、1995年)、「中国絵画と西洋画法」(『東洋の使徒ザビエルI』所収)(上智大学出版局、1999年)、「万暦期総合画譜の発展」『故宮』季刊22巻2号(2004年)などがある。
第29回國華賞受賞