カートは空です。
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健康で清潔な身体は美しい―。そんな価値観は、いつどのように生まれたのか。19世紀末、ドイツを中心に広がった〈裸体文化〉は、自然療法などの医学や、モダンダンスなどの芸術とともに、新しい生活様式として受容されていった。一方で、優性思想や民族主義にも結びついて、ナチズムとも密接にかかわっていく…。 自然愛好・菜食主義・健康志向など、今にいたる様々な潮流の淵源ともなった〈裸体文化〉の思想と歴史、実践を200点以上の貴重な写真資料とともに追い、人類における〈裸〉の意味を探る。
森貴史(もり・たかし)1970年大阪府生まれ。Dr. phil.(ベルリン・フンボルト大学)。現在、関西大学文学部(文化共生学専修)教授。[主要著書・訳書]„Klassifizierung der Welt. Georg Forsters Reise um die Welt.“(単著、Rombach Verlag、2011年)、『ドイツ奇人街道』(共著、関西大学出版部、2014年)、『ビールを〈読む〉 ドイツの文化史と都市史のはざまで』(共著、法政大学出版局、2013年)、『エロスの庭 愛の園の文化史』(ミヒャエル・ニーダーマイヤー著、共訳、三元社、2013年)、『ドイツ王侯コレクションの文化史 禁断の知とモノの世界』(編著、勉誠出版、2015年)、『想起する帝国 ナチス・ドイツ「記憶」の文化史』(共同執筆、勉誠出版、2017年)など。
・「西日本新聞」(2017年11月26日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:星乃治彦(福岡大学教授))・「北海道新聞」(2017年12月3日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:星乃治彦(福岡大学教授))・「京都新聞」、「神戸新聞」(2017年12月3日)にて、本書の書評が掲載されました。