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牡丹の下での華麗な獅子の舞で人気の能「石橋」。「寂照説話」「五台山文珠信仰」「樵翁と童子」「橋と境界」「獅子と牡丹」などの切り口から、作品の背景にある、能作者の知識世界や信仰、伝承世界といった多様な層を探りつつ、作品の基底にある日中の文化的伝統の水脈に光を当てた斬新な意欲作。
雨宮久美(あめみや・くみ)日本大学大学院文学研究科(哲学専攻)博士前期課程修了。聖心女子大学大学院人文研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本文化論・日本思想史専攻。日本大学の講師(国際関係学部・理工学部・生物資源科学部で「哲学」「思想史」「美術宗教史」など)。芸道・資格:日本舞踊花柳名取(花柳彩久)、華道日本古流会頭(雨宮一菁)。社会活動:華道教室「楽早庵」主催。他に各種地域の文化活動中。