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詩聖・杜甫、詩仙・李白が読んでいた『尚書』は、現行の『尚書』とまったく異なるものだった!『藝文類聚』・『群書治要』などの類書に引かれている『尚書』、ならびに遣唐使将来本・敦煌本『尚書』を駆使して、唐玄宗皇帝勅命改字以前の『尚書』を復元。写本としての揺れを把握することは、魏晋南北朝期の『尚書』を思想的に解明することのみならず、宋学以降の『尚書』解釈を解明するための資料となる。
山口謠司(やまぐち・ようじ)1963年、長崎県生まれ。大東文化大学文学部准教授。博士(中国学)。大東文化大学大学院、フランス国立社会科学高等研究院大学院に学ぶ。専門は文献学。『日本語を作った男 上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)で第29回和辻哲郎文化賞受賞。