カートは空です。
商品5/341
宗教的な講や田の水引きの農作業など村人が集まる機会に、独特の節回しで本を読んで聞かせる人びと、ホンヨミ。彼らによって読み伝えられた物語や由緒は、語り継がれ、また、時には書き写されながら、地域社会の共通の知となっていった。地域社会において、〈本〉は、そして〈読む〉ことと〈書く〉ことはどのような意味を持っていたのか。三陸地方を中心に、ホンヨミに触れてきた人びとへの直接の取材から浮かび上がる民俗社会を描き出す。
川島秀一(かわしま・しゅういち)1952年生まれ。東北大学災害科学国際研究所シニア研究員。専門は民俗学。著書に『漁撈伝承』(法政大学出版局、2003年)、『憑霊の民俗』(三弥井書店、2003年)、『津波のまちに生きて』(冨山房インターナショナル、2012年)、『海と生きる作法』(冨山房インターナショナル、2017年)などがある。
★書評・紹介★「北國新聞」(2020年8月29日19面読書欄)に書評が掲載されました。 →評者:畑中章宏氏(民俗学者) 「中部経済新聞」(2020年9月5日)に書評が掲載されました。 →評者:畑中章宏氏(民俗学者)「沖縄タイムス」(2020年9月12日朝刊読書15面)に書評が掲載されました。 →評者:畑中章宏(民俗学者)「信濃毎日新聞」(2020年9月13日)に書評が掲載されました。 →評者:畑中章宏氏(民俗学者) 「日本経済新聞」(2020年12月17日・夕刊)「読書日記」で紹介されました。 →評者:東雅夫氏(アンソロジスト)