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『永平広録』の訳注をはじめ、道元禅師そして曹洞宗の仏教学・思想研究を領導してきた大谷哲夫。その学問に触れ、影響を受けた、禅宗をはじめとする諸学の研究において活躍する諸賢69名がそれぞれの知見を寄せた記念論文集。
大谷哲夫(おおたに・てつお)1939年生まれ。曹洞宗僧侶(市ヶ谷長泰寺住職)・仏教学者(専門は禅)。駒澤大学元総長(第28代)・駒澤大学元学長(第29代)・都留文科大学元理事長・東北福祉大学前学長。主要著書に『祖山本永平広録考注集成 (上・下)』(渡部賢宗師との共監修、一穂社、1988・1989年)、『卍山本『永平広録』―祖山本対校』(一穂社、1991年)、『禅学研究入門2 「曹洞宗」』(大東出版社、1994年)、『訓註永平広録 (上・下)』(大蔵出版、1996年)、『道元禅師・おりおりの法話―永平広録に学ぶ』(曹洞宗宗務庁、1999年)、『永平の風―道元の生涯』(文芸社、2001年)、『道元「永平広録・上堂」選』(講談社学術文庫、2005年)、『道元「小参・法語・普勧坐禅儀」』(講談社学術文庫、2006年)、『道元「永平広録・頌古」』(講談社学術文庫、2007年)、『日本人のこころの言葉 「道元」』(創元社、2010年)、『道元「永平広録 真賛・自賛・偈頌」』(講談社学術文庫、2014年)、『道元「宝慶記」』(講談社学術文庫、2017年)がある。