カートは空です。
商品156/341
現実に関わる「気」は大地に属し、人間を未来へと繋ぐコスモス的な「理」は天に属する。 経済や科学技術が非人間的な形に突出し「ネオ近代」というべき現代文明において、「気」と「理」の今日的意義を、スピノザを補助線に熊沢蕃山の哲学の中に展望する。 それは従来とは別の、もう一つの「日本思想」というべきものとなろう。
大橋健二(おおはし・けんじ) 1952年、福島県福島市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。新聞記者を経て名古屋商科大学、鈴鹿医療科学大学非常勤講師。日本東アジア実学研究会副会長、土着的近代研究会事務局長。