知られざるヒトとタカの関係史
飼い慣らした鷹を自在に操り、獲物を捕らえる狩猟、鷹狩。
五世紀の古墳時代から江戸幕府瓦解の十九世紀後半に至るまで、鷹狩は権力と深く結びつきながら日本列島において連綿と続けられてきた。
そこには、日本の風土や社会のなかで地域・時代・階層、あるいは狩猟の目的等にあわせて独自に発展してきた固有の歴史が存在する。
日本史を貫く重要な要素でありながら、等閑視されてきた鷹狩の歴史を紐解き、新たな知の沃野を拓く刺激的な一冊。
好評を博し、早期品切れとなった2021年刊の『鷹狩の日本史』を増補改訂。
新出の鷹狩を記録した絵巻「鷹狩之図」の全編を初めてカラー公開。
また、網羅的な鷹・鷹場・環境関係文献一覧を付した決定版。