カートは空です。
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インドより発祥し、周辺世界へと伝播・浸透していった「仏教」。その異文明との遭遇は、東アジア世界においてどのように作用したのか。日本列島に焦点をあて、国家・社会秩序の形成、造形・言語・文字の表現、諸宗教・儀礼・習俗との習合などの多角的な観点より、「仏教」文明の東漸と君主権の構築の関わりを探る。
大橋一章(おおはし・かつあき) 1942年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は東洋美術史。著書に『天寿国繍帳の研究』(吉川弘文館、1995年)、『敦煌』(河出書房新社、2000年)、『奈良美術成立史論』(中央公論美術出版、2009年)などがある。 新川登亀男(しんかわ・ときお) 1947年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は日本古代史。著書に『日本古代の対外交渉と仏教―アジアの中の政治文化―』(吉川弘文館、1999年)、『日本古代の儀礼と表現―アジアの中の政治文化―』 (吉川弘文館、1999年)、『漢字文化の成り立ちと展開』(山川出版社、2002年)、『聖徳太子の歴史学』(講談社、2007年)、編著に『史料とし ての『日本書紀』―津田左右吉を読みなおす―』(共編、勉誠出版、2011年)などがある。
・「週刊仏教タイムス」(2012年7月5日)にて、『「仏教」文明の受容と君主権の構築』の書評が掲載されました。(評者:鈴木靖民(國學院大學名誉教授))・「中外日報」(2012年8月4日)にて、本書の書評が掲載されました。・「日本歴史」(2012年10月号)にて、本書の書評が掲載されました。