チョウセンゴソウルホウゲンノインリツコウゾウトイントネーション

朝鮮語ソウル方言の韻律構造とイントネーション

宇都木昭 著
ISBN 978-4-585-28009-5 Cコード 3087
刊行年月 2013年3月 判型・製本 A5判・上製 232 頁
キーワード 言語,東アジア

定価:7,480円
(本体 6,800円) ポイント:204pt

 品切 
書籍の詳細
無アクセント言語の韻律に対する実験とモデル化

「無アクセント」であるために長らく研究が進んでいなかった朝鮮語(韓国語)ソウル方言の韻律に対し、文レベルのイントネーションから接近。音響分析の結 果にもとづき韻律パターンの理論的モデルを検討。

 

 

目次
第1章 序論
 1.1 音声研究の理論的背景
 1.2 韻律研究の理論的背景
 1.3 韻律の音声学
 1.4 朝鮮語とその音声の概略
 1.5 朝鮮語ソウル方言の韻律に関する先行研究
 1.6 Junのモデル
 1.7 本研究で扱う問題と研究の進め方
 1.8 本書の構成

第2章 実験(1):フォーカス課題
 2.1 序
 2.2 方法
 2.3 結果
 2.4 考察
 2.5 まとめと展望

第3章 実験(2):統語的曖昧文
 3.1 序
 3.2 方法
 3.3 結果
 3.4 考察
 3.5 まとめ

第4章 モデルの再考
 4.1 ディフレージング再考
 4.2 二つの方略の並存と中和
 4.3 残された課題

第5章 結論

付録A 本論文で用いる記号
付録B ローマ字転写
付録C F0パターンの図
プロフィール

宇都木昭(うつぎ・あきら)
筑波大学・人文社会系・助教。専門は日本語と朝鮮語の韻律の構造・変異・変化に関する研究。
論文に「音響音声学からの接近」野間秀樹編『韓国語教育論講座 第1巻』(くろしお出版、2007年)、「日本語と朝鮮語の破裂音―音響音声学的研究の概観―」『北海道言語文化研究』第7号(北海道言語研究会、2009年)がある。

書評・関連書等

「図書新聞」(2013年8月3日)にて、本書の紹介文が掲載されました。(評者:高演技(大学教授))

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