過去の人びとのいとなみを読み取る
長屋王家符、北条政子書状、足利義教自筆御内書、豊臣秀吉朱印状、薩長同盟覚書裏書……。
過去の人びとが書き残した「古文書」にはいったい何が書かれているのか?
古代から近代にわたる全四十五点の古文書を丹念に読み解くことで、古文書のもつ意味、それを記述した人びとの個性、書かれた背景をなす歴史的事件を明らかにする。
また、文章の内容のみならず、文字の書かれ方、料紙、大きさなど、「モノ」としての古文書にも焦点を当て、その魅力に迫る。
カラー図版をふんだんに配し、全点に翻刻・現代語訳・詳細な解説を付した恰好の古文書入門!