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文章を各要素に分解し統計的に分析することで、その作家の文体もクセも計り知ることができる。それは紫式部でもシェイクスピアでも井原西鶴でもチェーホフでも…。文献研究の世界に統計の手法を持ち込んだ「計量文献学」。その先駆者の研究の全貌をここに披露する。
村上征勝(むらかみ・まさかつ)1945年生まれ。同志社大学文化情報学部文化情報学科教授。北海道大学博士課程工学研究科単位緒取得満期退学。研究分野は計量文献学、統計学。主な著書に、『文化情報学入門』(勉誠出版、2006年)、『シェークスピアは誰ですか? 計量文献学の世界』(文春新書、2004年)などがある。金明哲(きん・めいてつ)1954年生まれ。1994年総合研究大学院大学数物科学研究科統計科学専攻修了。博士(学術)。同志社大学文化情報学部教授。専門は統計科学、データサイエンス、計量文献学。主な著書に『Rによるデータサイエンス』(森北出版、2007年)、『テキストデータの統計科学入門』(岩波出版、2009年)、「コーパスとテキストマイニング」(共立出版、2012年)などがある。土山玄(つちやま・げん)1985年生まれ。2015年同志社大学大学院文化情報学研究科博士課程(後期)修了。博士(文化情報学)。2015年4月より、同志社大学研究開発推進機構特別任用助教。専門は計量文献学、文化情報学。主な著書に"Computational and Cognitive Approaches to Narratology"(IGI Global(アメリカ)、2016年出版予定)、論文としては"Authorship Identification of Classical Japanese Literature Using Quantitative Analysis"(Journal of Mathematics and System Science, 2013)などがある。上阪彩香(うえさか・あやか)1988年生まれ。2016年同志社大学大学院文化情報学研究科博士課程(後期)修了。博士(文化情報学)。日本学術振興会特別研究員DC2。2011年同志社大学文化情報学部卒業。2013年同研究科博士課程(前期)修了。専門は計量文献学、文化情報学。主な論文として"Verifying the Authorship of Saikaku Ihara’s Work in Early Modern Japanese Literature : A Quantitative Approach"(Oxford University Press, 2015)などがある。