カートは空です。
商品1/51
日本列島の中心に位置し、東日本と西日本をつなぐ要衝、東海地域。東海道という交通の大動脈が通り、地形的にも個性と多様性に富んだ当地は、時代の転換期においても特筆すべき展開を有していた。中世から近世、近世から近代というふたつの移行期を、同一地域において通時的に捉え、政治・経済・文化など多様な角度から読み解くことで、時代の枠組みを越える研究の視角を提示する。
渡辺尚志(わたなべ・たかし)1957年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は日本近世村落史。著書に『近世百姓の底力』(敬文舎、2013年)、『幕末維新期の名望家と地域社会』(同成社、2014年)、『百姓たちの水資源戦争』(草思社、2014年)、編著に『生産・流通・消費の近世史』(勉誠出版、2016年)などがある。