ヒミコノハカハ スデニハックツサレテイル

卑弥呼の墓は、すでに発掘されている!!

福岡県平原王墓に注目せよ
安本美典 著
ISBN 978-4-585-22558-4 Cコード 0021
刊行年月 2017年1月 判型・製本 A5判・上製 320 頁
キーワード 日本史,古代,考古

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

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書籍の詳細
福岡県・平原王墓は卑弥呼の墓か?

考古学者・原田大六は、福岡県の平原王墓を天照大神の墓であるとする。
奥野正男(元宮崎公立大学教授)は、同墓を卑弥呼の墓とする。
双方の説を合わせると、平原王墓は卑弥呼=天照大神の墓であることになる。
原田大六は日本のシュリーマンなのか?
福岡県平原王墓の謎に迫る。

 

 

目次
第Ⅰ編 「卑弥呼の墓=奈良県箸墓古墳説」を検討する―考古学者、森浩一の見解を手がかりに

第Ⅱ編 「卑弥呼の墓=福岡県平原王墓説」を検討する―女王の墓in九州

第Ⅲ編 卑弥呼の宮殿は、どこにあったか―箱式石棺の分布からみた「朝倉市所在説」
1 卑弥呼の「みやこ」、福岡県朝倉市所在説の補強
2 古代の「市」について

第Ⅳ編 人口からみた邪馬台国―「邪馬台国」の戸数「七万余戸」は、北九州にはいりうるか
1 日本列島人口小史
2 中国の人口
3 わが国の古代の人口推定
4 邪馬台国の人口

付編 「人口増大曲線による古代人口の推定―パンディミックモデルの人口増大曲線
プロフィール

安本美典(やすもと・びてん)
1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集責任者。情報・古学会会員。
専攻は、日本古代史、言語学、心理学。『大和朝廷の起源』(勉誠出版)などの、本シリーズの既刊17点以外の主な著書に、次のようなものがある。
日本古代史関係…『神武東遷』(中央公論社)、『卑弥呼の謎』(講談社)、『邪馬台国への道』(筑摩書房)、『研究史邪馬台国の東遷』(新人物往来社)、『吉野ケ里遺跡と邪馬台国』(大和書房)、『奴国の滅亡』(毎日新聞社)、『新説:日本人の起源』(宝島社)、『邪馬台国はその後どうなったか』(廣済堂出版)、『日本誕生記Ⅰ、Ⅱ』『邪馬台国の真実』(PHP研究所)など。
言語学関係…『日本語の誕生』(大修館書店)、『日本語の成立』(講談社)、『日本語の起源を探る』『卑弥呼は日本語を話したか』(以上、PHP研究所)、『日本人と日本語の起源』(毎日新聞社)、『言語の科学』(朝倉書店)、『言語の数理』(筑摩書房)など。

書評・関連書等

「出版ニュース」(2017.4中旬号)の「Book Guide」欄にて、本書の紹介文が掲載されました。

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