スギタゲンパクヒョウロンシュウ

杉田玄白評論集

片桐一男 著
ISBN 978-4-585-22185-2 Cコード 3021
刊行年月 2017年6月 判型・製本 A5判・上製 240 頁
キーワード 日本史,江戸,近世

定価:6,600円
(本体 6,000円) ポイント:180pt

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書籍の詳細
博学にして、決断と行動の人、玄白

対ロシア海防策、社会経済、学者仲間や世人に対する鋭い風刺、風俗批判、自慢話、独白など縦横無尽に論評。

 

 

目次
はじめに

一 杉田玄白評論(現代語訳)
 原文覆刻に当たっての凡例
 一 鶴亀の夢(つるかめのゆめ)(学者仲間や世人に対する鋭い風刺)
 二 玉味噌(たまみそ)(玄白晩年の自慢話)
 三 野叟独語(やそうどくご)(対ロシアを意識した海防策)
 四 犬解嘲(けんかいちょう)(医者の社会的立ち位置を示した評論)
 五 蠏穴談(かいけつだん)(社会経済・社会風俗批判)
 六 耄耋独語(ぼうてつどくご)(玄白老境の日常)

二 解題
 一 鶴亀の夢
 二 玉味噌
 三 野叟独語
 四 犬解嘲
 五 蠏穴談
 六 耄耋独語

附録
 一 杉田玄白と長崎屋―その、狙いと行動―
 二 杉田玄白と海外情報
 三 河口家と杉田玄白
 四 古稀の玄白、歩いて、歩いて

参考文献
あとがきにかえて
プロフィール

片桐一男(かたぎり・かずお)
1934年(昭和9年)、新潟県に生まれる。1967年、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得。文学博士。現在、青山学院大学文学部名誉教授。公益財団法人東洋文庫研究員。青山学院大学客員研究員。洋学史研究会会長。専攻は蘭学史・洋学史・日蘭文化交渉史。
主な著書に『阿蘭陀通詞の研究』(吉川弘文館、角川源義賞)、『杉田玄白』(吉川弘文館人物叢書)、『蘭学家老 鷹見泉石の来翰を読む─蘭学篇─』(岩波ブックセンター、ゲスナー賞)、『知の開拓者 杉田玄白―『蘭学事始』とその時代―』(勉誠出版)、『伝播する蘭学―江戸・長崎から東北へ―』(勉誠出版)、『江戸時代の通訳官―阿蘭陀通詞の語学と実務―』(吉川弘文館)、『勝海舟の蘭学と海軍伝習』(勉誠出版)、『シーボルト事件で罰せられた三通詞』(勉誠出版)などがある。

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