没後300年記念出版
関孝和(?〜1708)に始まる「関流」の和算を体系的に概観することのできる唯一の基礎的資料である戸板保佑(1708〜1784)編纂の『関算四伝書』を、広く研究の活用に供すべく、その全篇を影印・刊行。
『関算四伝書』は、18世紀後半に活躍をした和算家が個人として編集した叢書としては、今のところ最大のもので、1780年代までに編纂された関流の和算に関わる資料(写本)のほとんどを網羅している。
掲載内容は、算術ばかりではなく、度量衡や軍事技術・農政などの算術の関連分野の稀覯書も含まれており、数学史研究のみならず日本文化史研究においても参照できる、非常に貴重な資料である。
*こちらの商品は三分冊(分売不可)となっております。