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本書では、藤原宮都・平城宮都の造営を日本における律令制宮都成立の画期と位置付け、考古学資料・文献史料の総合的な読み解きから、宮都造営における理念や契機、その展開の独自性、さらには東アジア国際情勢との関係性を追求、日本古代国家成立の歴史的特質を明らかにする。