テーマで読む源氏物語論4
ムラサキノウエケイトタマカズラ セイリツロンノユクエ

紫上系と玉鬘系 成立論のゆくえ

今西祐一郎・室伏信助 監修/加藤昌嘉・中川照将 編
ISBN 978-4-585-29006-3 Cコード 1395
刊行年月 2010年5月 判型・製本 A5判・上製 568 頁
キーワード 中古,古典,評論

定価:11,000円
(本体 10,000円) ポイント:300pt

 品切 
書籍の詳細
『源氏物語』はどのように出来たのか?

成立論とは、平安文学の実態に迫る、
最もアグレッシヴな思考実験である。

『源氏物語』は現在の巻順どおりに書かれたのだろうか?
『源氏物語』は一個の長篇小説なのだろうか?
阿部秋生・武田宗俊・風巻景次郎らの仮説を再検証し、物語研究の概念を根本から問い直す!

 

 

目次
刊行のことば/今西祐一郎・室伏信助

総説
『源氏物語』はどのように出来たのか?を考える若者たちのためのガイド/加藤昌嘉・中川照将

第一部 紫上系・玉鬘系の発見 
源氏物語執筆の順序―若紫の巻前後の諸帖に就いて―/柳秋生

源語成立攷―擱筆と下筆とについての一假説―/玉上琢彌

源氏物語の構成/池田龜鑑

源氏物語の最初の形態/武田宗俊

源氏物語の最初の形態再論/武田宗俊

源氏物語の成立に關する試論―紫と紫のゆかりの物語―/風卷景次


第二部 成立論に対する疑問と総括
源氏物語の主題とその成立過程/岡 一男

武田宗俊氏著「源氏物語の最初の形態」の検討(抄)/長谷川和子

結 語/阿部秋生

宇津保物語は合作か?/稲賀敬二

源氏物語成立論の争点/稲賀敬二

源氏物語の成立/増田繁夫

源氏物語の成立・構想の問題―戦後の成立論の始発、武田・風巻・池田三氏の研究をめぐって―/秋山 虔


第三部 成立論の可能性と概念の変革
あて宮物語と忠こそ物語―宇津保物語首部三巻の巻序と成立―/片桐洋一

紫上系と玉鬘系/藤井貞和

源氏物語の成立と構想/中野幸一

夕顔以前の省筆/田村 隆

蓬生巻の「めづらし人」―物語異文の形態学的研究―/片岡利博

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