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三条西実枝・細川幽齋に師事し、のちに堂上歌壇を牽引、古典学の発展に多大なる影響を与えた中院通勝(也足軒素然)。中世末期から近世初頭にかけての激動の時代を生きた彼の営みと、その背景となる時代状況を、諸資料の博捜より年譜稿として集成。また、通勝の歌学歌論を伝える未発表資料を翻刻し、収載。堂上歌人中院通勝の総体を捉える画期的成果。
日下幸男(くさか・ゆきお)1949年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。現在、龍谷大学文学部教授。著書に『細川幽斎聞書』(和泉書院、1989年)、『近世古今伝授史の研究 地下篇』(新典社、1998年)、『歌論歌学集成』14(共著、三弥井書店、2005年)、『中世近世和歌文芸論集』(編著、思文閣出版、2008年)、『類題和歌集』(和泉書院、2010年)などがある。